酒蔵探訪:喜久盛酒造

喜久盛酒造(中)

先日の上巻に引き続いて中巻の始まりです!

前回は、発酵中のタンクの写真のみでしたが、今回は作業工程等をご紹介します。


伝統の槽搾り

 近年約8割の酒蔵がアコーディオン型の「薮田式」と言われる圧搾機を主流としているが、喜久盛では佐瀬式の槽(ふな)搾り。搾り切るまでになんと3日間!

 

この赤い槽(ふね)が船底に見えることから、「ふなしぼり」と言われるそう。

 

 赤い槽の中に、袋に入れた醪を積み重ね、自重に任せたのち上から圧をかける。圧をかける前に自重で出てくるお酒は荒走りと呼ばれる。

 

 呑んでみたい。笑

 

圧搾機

 「佐瀬式」と大きく書かれていた。

 

 かなりの年代物のように感じたが、いったいどれ程までの物なのだろうか。

 

これで押し切り、粕の板になるまで圧搾する。

 左上から伸びるホースは、醪をタンクから送り出す為のホース。

 

 

 子供の頃から、こういうスチームパンク的な機械を見るとワクワクしてくる。笑

 

神様 仏様 十九様

 こちらは醪用のポンプ。

 その筋の方々にはもう知れ渡っていると思いますが、以前使っていた醪ポンプが壊れて手動ポンプを使っていた際に、長野からはるばる遠征に来てくれたというポンプ。

 見ての通り、ポンプに「神様 仏様 十九様」と書かれていた。

 感謝がひしひしと感じられた。


約120本のおりがらみ

 このタンクから瓶詰めできる「おりがらみ」はわずかに120本。鬼剣舞やタクシードライバー、シャムロック、電気菩薩など、そのおりがらみは本当に貴重なのである。

予約してないと買うことが出来ないと言っても過言ではない。

 同じ銘柄でも、透明とおりがらみで飲み比べしてみるのも楽しい。

 ここでワンポイント!

おりがらみはもちろん、瓶内でも発酵する。冷蔵保存が必須。

開栓時に蓋が勢いよく飛ぶこともあるので、注意が必要!

お酒は全て、自己責任!笑

瓶詰めのびん太くん。

 瓶詰めに用いるのはこの小さな充填機「びん太」くん。これで瓶詰めしているとは!

 この小ささにもメリットが。この小ささのお蔭で移動が可能。手作業で非常に手間はかかるが、タンクから瓶までの距離が短い為お酒の負担が少なくフレッシュなまま瓶詰めできる。



 という事で、お届けしてまいりました酒蔵探訪:喜久盛酒造(中)。

上、中、と続けてきましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。どのような機械で、どのように生まれるのかを知れて、とても良い経験になりました。

 420日にお邪魔した写真等はここまでになりますが、念願叶って(無理矢理じゃないよ!)後日お酒の搾りにもお誘いいただきました!

下巻はその搾りの様子等の記事になりますので、そちらもお楽しみに!!!

 

星 翔太