酒蔵探訪:喜久盛酒造

酒蔵探訪:喜久盛酒造(下)

中巻文中の念願が叶い、先日の蔵見学の後、再度423日にお邪魔し、実際に搾りを見学させて頂きました。

 

 

 今回はその様子をお届けして、喜久盛編の最終話になります!

 

 さてさて右の写真、なにやら袋の中に何かを詰め込んでいますね~。

それでは早速始めましょう!

 


鬼剣舞 特別純米

今回の搾りは、「鬼剣舞 特別純米」。先日上巻にて紹介した、ふわふわしていない方のタンクの搾りです。

 

手前の水色のポンプで、タンクから槽の上に釣り下げられているホース出口まで醪を送り、杜氏の合図でオンオフを操作する。袋内の醪の量は、全て杜氏のさじ加減。槽の中に無駄なく積み上げるため、一つ毎に量を変え、バランスを取っているそうだ。

 

 

 

圧搾開始!

 プレスが始まった。

手前の木枠の下に甕があり、そこに搾りたての純米酒が小川のように流れ出る。甕に溜まった純米酒は、別のポンプでタンクへと移し、1週間程寝かせてから瓶詰め作業に入る。勢いよく流れるのは初日のこの日のみで、2日目以降はゆっくりと流れ出てくるそう。

 アルコール度数は現在の約17度の状態から、割り水をして瓶詰めまでに15度程度まで調整する。

荒走り

 荒走りを頂く。出始めと30分後、更にその後に頂いた酒は、同じ物なのに驚くほど違いがわかる。

 出始めはやはり若い。時間を置いて、味も香りも丸くなり透明度も増したようだ。

 今回絞っている鬼剣舞は火入れをして出荷する為、頂いた原酒は市場には絶対に流通しない、激レアな一口だった。



 喜久盛酒造では、火入れの際「瓶燗火入れ」を採用している。

文字通り、瓶詰めをした後に瓶ごとお燗をつけるのだ。一部の酒蔵でも上級酒や限定酒で採用している例もあるが、喜久盛酒造の火入れ酒は全てが瓶燗火入れで行われているそうだ。

 手間も時間もかかるが、蔵の為にもお酒の為にも最上の手だとおっしゃっていた。

 


見学を終えて。

 全体を通して、お話を聞くことに没頭してしまうあまり、思い通りに写真が撮れず(ピンボケやノート取り等々)少し記事としては不完全燃焼感が拭えませんが、再度搾りにまでお呼び頂き、私自身、より一層理解を深めることが出来ました。

 

 お忙しい中、懇切丁寧に説明頂くのみならず、荒走りも数回にわたり試飲させて頂きました。時間変化の様子が分かり、普通では中々できない経験をすることが出来ました。

 

 

 最後になりますが、藤村社長初め杜氏の盛川さん、昔からお世話になっている斉藤さん他今回お話しできなかった皆さんも本当にありがとうございました。また近いうちにお目に掛かれる日を心待ちにしております!

ありがとうございました!

 

 

 

星 翔太